歴史都市としてのイメージの強い京都は、伝統を継承してきたと同時に、たえず周囲の魅力的な文物を吸収し、それを新しい価値として練り上げ、その時代時代における「未来」を発信してきた都市でもありました。

現代の京都から見えてくる未来都市ビジョンとは

どのようなものになるでしょうか。

​京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab では、さまざまなコラボレーターと協働し、京都の抱える豊富な歴史的遺産を解析し、社会のリデザインを提案します。KYOTO Shaping the Future ー これが隔年開催の展示(ビエンナーレ)を中心とするプロジェクトの目指すところです。

 

第1回目となる展覧会のテーマは「食がつくる都市」としました。「食」は人間が生きていくうえの根源的な行為であり、そのありようそのものが人間を取り巻く都市や環境をかたちづくってきました。本展覧会ではまず食をめぐる循環構造を歴史的な視点からリサーチし、これを最先端テクノロジーと掛け合わせることで、「食」から派生する新たな未来都市の可能性を描きたいと考えています。 

 

模型(直径15mほど)を会場中心に配置し、そこに1000年以上にわたる都市空間の変化や食と都市の関係を表す映像を投影します。都市の変化や日々の動きを体感できるインスタレーションです。

 
 

京都における「都市」と「食」のダイナミックな関係を、6つのキーワード〈生産、水、市場、流通、都市形態学、祇園祭〉で読み解き、建築や料理の模型、錦市場で使用されている道具、リサーチの成果をあらわした図・写真・映像などにより可視化する展示です。

京都の織物技術を支えてきた素材である絹をゲルやスポンジ状につくり替える先端技術と、デジタル工作機械を用いたデザイン手法を組み合わせることで、絹「だけ」で加工・製造された環境負荷が低く、かつ多様なニーズに応えることができる衣服のデザインプロセスを、素材実験の成果とともに展示します。

 
 

さまざまな環境の変化がもたらす新たな「食」のニーズを調査した上で、近未来の食文化を構想し、それを可能にする技術とサービスを開発。開発したシナリオやプロトタイプについて、映像や実物を展示します。

山裾にひろがる詩仙堂の庭、現代建築の庭園(虎屋菓寮 京都一条店)、京町家の坪庭(一般民家)の大中小3つの庭を3Dスキャンして制作した映像を壁面プロジェクション展示します。仮想環境ながら、現実には不可能な庭園のダイナミック体験を可能にします。

 
 
 

会場| 京都市勧業館みやこめっせ 第3展示場B
住所| 京都市左京区岡崎成勝寺町
9-1

 

京都市営地下鉄東西線「東山駅」より徒歩8分

京都市営バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車

      「東山二条・岡崎公園口」下車

      「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車

       

京都ビエンナーレ 国際都市デザイン展 2020

KYOTO Shaping the Future──食がつくる都市

日時| 2020年3月27日[金]―29日[日] 10:00-19:00(27日のみ13:00開場)
会場| 京都市勧業館みやこめっせ 第3展示場B
住所| 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1
主催| 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab
共催| KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会

コラボレーター| シャディ・ラーバラン&マニュエル・ヘルツ

         大阪ガス株式会社 エネルギー技術研究所

         スイス連邦工科大学チューリッヒ校 クリストフ・ジロー研究室 ほか

コンテンツ制作| 岡田栄造+岩本馨+水野大二郎+木下昌大+三宅拓也[京都工芸繊維大学]

会場構成| 武井誠+満田衛資[京都工芸繊維大学]

アートディレクション| 西村祐一+綱島卓也 [Rimishuna]

KITアートボード 3.png
アートボード 6.png

© 2019  by KYOTO Design Lab.